2013年7月19日金曜日

ミウラ折り

前回の続きです。

人類が宇宙を目指していなければなかった、身近な生活用品の中に、
人工衛星の技術から開発されているものがありました。

それが、地図です。折りたたみの地図! 
これは人工衛星のスピンオフで、
人工衛星のひらひらは、実は、折りたたまれてから、宇宙で広げているだそうです。


一発で広げられるこの折方はミウラ折りといって、みうらという大学教授が考えたそうです。

この地図の展開図がこちら。


折方の映像はこちら→ http://www.miura-ori.com/usage.htm

こうしてみるとすごく複雑にできているんですね。

全部折り線がななめになっているのが、ミウラ折りの秘密で、
こうなっていると、簡単にパッと開いて、パッと閉じられるわけです。
普通に折った紙とミウラ折りでは厚さがも全然違って、ミウラ折りだと断然薄いです。

「ミウラ折りとは、1970年に東京大学宇宙航空科学研究所の三浦公亮(現・東京大学名誉教授)が考察した折り畳み方である。
ミウラ折りは、人工衛星のパネルの展開方法を研究する過程で生み出され、身近なところでは地図の畳み方や飲料缶などに使われている。

特長
・紙の対角線の部分を押したり引いたりするだけで即座に簡単に展開・収納ができる。
・直線的な折では山折りと谷折りを取り違えやすく、繰り返すと紙が切れやすくなる。ミウラ折りでは山折りと谷折りの位置が固定していて破れ難い。

注意
きわめて緩い角度のジグザグの折り目を付けることにより、縦方向へと横方向への展開・折り畳みが、並別にかつ極めて非線形な比で移り変わることがキモであり、単に直角に折っただけのものや、蛇腹(じゃばら)状というだけではミウラ折りとは言えない。さらに、この角度によって発生するズレがあることにより、無限に薄くはない材料に無理をかけず折ることができ、そのことも敗れ難さに貢献している。」(ウィキより)

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