2013年6月17日月曜日

「頭の回転が速いとはどういうことか」多湖輝

こんにちは

多湖輝先生の「頭の体操」第2集を読み直してみました。 

すっかり内容を忘れてました
載っている問題のほとんど解けずショックです

頭の回転について書かれていたことが面白かったので載せてみます。


「頭は使いようである」- 多湖輝

 一般に、頭の回転が速い、頭の働きが活発だというのには、どのような意味があるのだろうか。

 第1集ではお話できなかったこの点を、私たちの頭の働きを支配している心理学的事実にまでさかのぼって、お話したい。

 まず、手はじめに、やさしい問題をやっていただこう。


「図のように100ccまで目盛りのついた薬瓶がある。いま、薬を100ccまで入れたが、そのあと栓のところまで何cc入るかがわからない。ほかの道具を使わないで、これを知るにはどうすればよいか。」

第1集で、真剣に頭の訓練をしてきた人には、難なく解ける問題かもしれない。
しかし、日頃、特別な頭のトレーニングをしてない人にとって、この問題は、難解の一語につきるであろう。

 正解は、栓をしたまま、瓶をさかさにして、できた空間の部分の目盛りを読めばよい。言われてみれば、驚くほどかんたんなことである。しかし、瓶をさかさにするというアイデアは、出そうに見えて、じつはなかなか出てこないアイデアである。

 同様に、物差しでは測れないような、でこぼこの丸太の周囲も、セロテープのようなものをぴったりと巻きつけ、それを剥がして、長さを測ればよいだろうし、複雑な形の固体の体積も、液体の中につけて、目盛りの上昇を読み取れば、かんたんに測定できる。長さでも、面積でも、体積でも、測定しにくいものは、測定しやすい形に変えて測ればよいわけだが、このかんたんな原理が、現実には、なかなか適用できない。

 先ほどのようなかんたんな例にしても、三次元から二次元へ、固体から液体へ、などという飛躍的な頭の切り換えが、必要とされるからである。この飛躍的な頭の切り換えが一瞬にしてできるということが、すなわち頭の回転が速いことにつながる。


瓶を逆さにする。今は思いつきましたが、
この本を読んだばかりのころは全然分かりませんでしたね;

子どもの頃、母がこのシリーズを買ってきてくれましたが、
問題にのめりこめず、漢字も読めずで(笑)
その辺に転がってましたね;
もったいない(><)

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